池町の凧

 東海道筋の田町から秋葉山に通ずる信仰の道の玄関口にあるのが池町である。この池町の名は、かつてこの辺りの比丘尼池という大池があったことに由来するといわれている。凧印は大正末期まで、昔の池町消防団のまとい印、豆腐と団子であったが、凧が揚がると印が目立たなくなり、芳蘚寺の催しに使う五色の幕を凧印として使用することにした。
 また池町会館が戦後出来るまでは、お祭りの道具等をすべて芳蘚寺で預かり会所になっていた。