真宗門徒に聞く

氏   名   本多伸成 (ほんだのぶしげ)
生 年 月 日   昭和49年9月
住   所   浜松市中央区本郷町
略   歴
自動車短大にて資格を取得後自動車整備士に、現在は浜名湖のスギウラマリンサービスにてレジャーボートの販売、艤装コーディネート・整備に従事しています。

『スギウラマリンサービス』
静岡県湖西市新居町中之郷3622
📞053-594-4019
ホームページ
http://www.sugiura-marine.com

 今年の3月13日に父が亡くなりました。
 半年ほど前から入院、転院をしていましたが、正直、お別れまではもう少し時間は有るものだと思っていました。
 父が亡くなった数時間後、実家で枕経をあげて頂いたのが芳蘚寺ご住職との初対面でした。
芳蘚寺さんには父方の祖父・祖母のお墓があり、普段からお参りをさせて頂いている、子供のころから馴染みのある「お寺様」です。僕が生れた時には既に祖父は他界していましたから、僕が赤ん坊の頃からお邪魔しているのかな??。約50年・・・。
 長いこと「お参り」はさせていただいているのですが、ご住職にお会いしたことが無いどころか、恥ずかしながらどういった経緯で祖父と祖母のお墓が芳蘚寺さんにあるのか?や、真宗大谷派、まして芳蘚寺さんの歴史など全く心得ていませんでした。
 僕が芳蘚寺さんについて知っていたのは
「浜松の繁華街近くにある、素晴らしく立派なお寺様」
「父が退職後、我が家の為に墓地を用意したお寺様(家族には説明や相談もなく・・・)」
ということ位でした。
 浜松市の一等地にある、立派なお寺様ですから、馴染みは有るものの、芳蘚寺さんの敷居はかなり高く感じていました・・・。
 枕経のあと、ご住職と少しお話をさせて頂き、僕はずっと不安に思っていたことをご住職に相談させていただきました。
「うちの様な家族が芳蘚寺さんのような立派なお寺様にお世話になって良いものでしょうか??・・・」と。
この時点で、僕の中には
・立派なお寺様=出費もかなり多いのでは??→将来、僕の子供や、未来の孫に大きな負担
になるのでは??
・歴史のあるお寺様=難しいしきたりや、奉仕活動などが多いのでは??
などと、勝手に思っていました。
 この時、ご住職からは
「初七日の法要は芳蘚寺の本堂で行います。その後でざっくばらんにお話ししましょう!」
と言っていただきました。
 皆様のお陰で、無事に通夜、葬儀を終えて迎えた初七日のあと、ご住職から
・真宗大谷派っていうのはね・・・
・49日の後の法要はこんな感じで、お布施はこんな感じですよ・・・
・芳蘚寺の歴史はね・・・
・少子化で、最近の「お墓」はこんな感じですよ・・・
など、世間話を交えながらお話しいただき、その結果僕の中では
「真宗大谷派というのはモダンな考え方の宗派⇒難しい決まり事も余り無いし良い意味で気持ちが楽かも??。しかも、本多家とは長~くお付き合い頂いているお寺様⇒祖父・祖母のお墓が有るのもそう言うことか!。」
となり、肩の力がスッと抜けて芳蘚寺さんの敷居が随分低くなった感じがしました。
 気持ちは若いつもりで居るのですが、年齢と共に先入観が強くなっていることを改めてかんじました・・・。いけませんね~(汗)。
 これからも、芳蘚寺さんに色々と教えて頂きながら、気軽に家族でお参りさせて頂きたいと思います。
 今後ともよろしくお願いいたします。