氏 名 近藤 日出夫 (こんどう ひでお)
住 所 浜松市中央区
写 真 下段中央
「法要とお囃子と」
ご住職にお願いして、祖父、母、兄の法要を4月後半に行っていただきました。GWの前半に日程を設定していただいたことから、浜松に住む者だけでなく、神戸など遠方からも集まってくれて、賑やかな法要を営むことができました。
法要の途中には、浜松まつりの練習なのか、お囃子も聞こえてきて、厳かな気持ちの中にも浮き浮きとした感情を同時に味わうことができました。ご住職のお話では、お寺の駐車場などを地域の人たちに長年にわたって提供し、楽しんできてもらっているようです。 芳蘚寺さんが地域に親しまれ、愛されてきている理由の一端を感じることができました。
凧揚げ祭りの会場は、以前は実家の近くにありましたので、きっと祖父たちも祭囃子を懐かしく聞いていたことと思います。
お寺にお伺いすると、いつも懐かしい気持ちが湧いてきます。昔の記憶も次々と呼び起こされてきます。それは、お寺の静けさであったり、お線香の香りであったり、懐かしい人との久しぶりの再会であったり、いろいろなことがきっかけになっているのでしょう。子どものころ、お経をたどたどしく唱えていたこと、ヤギやニワトリを飼っていてえさやりをしていたこと、実家前の田んぼに夏になると多くの蛍が飛んでいたことなど、つい昨日のことのように思い出します。
法要の後、皆で昼食に出かけ、浜松の美味しいうなぎに舌鼓を打ちながら、こうした懐かしい話題を語り合うことができたこともうれしいことでした。お互いに何十年にもわたる苦労を知り合った仲であることから、甘い話も苦い話も心置きなく語り合うことができました。
お寺は、仏様の教えをお聞きし、亡くなった懐かしい人を思い出し、身近な人や地域の人とのつながりを大切にする場所であるとともに、今まさに生きている私たちの心の支えになる場所であることを深く実感することがきました。
ありがとうございました。